BLOG|横浜市鶴見のエムズ皮フ科形成外科クリニック
美容皮膚科 アンチエイジング

JR鶴見駅西口より徒歩1分

045-586-1112
ネット予約

エムズダイアリー
症例写真は、ご本人様に掲載をご承諾いただいた上で提示条件に則り掲載しております。
当HPにおける全ての写真・画像・文章などの内容について、転用・転載・複製などを固く禁止いたします。

category

目頭切開(その後)、黒子(ホクロ)、黄色腫

目頭切開(内し形成)他院修正後その後の方をご紹介します。

前回投稿した記事は下記になります。

他院目頭切開後の修正

その後、1ヶ月が経過しました。

①傷の凹凸(ボコボコ)は無くなりました。

②眼間距離は自然な感じで縮まり、シャープな目の印象と二重の内側が形成され並行型になりました。

施術前〜1週間後(抜糸後)〜1ヶ月後の経緯です。

傷跡を綺麗にすることは最も重要であると考えています。施術前の診断、施術法、デザイン、その後のアフターケアーそれら全てが術後の傷跡の状態を良いものにするか、悪いものにするかを決定します。

眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)は上下眼瞼(まぶた)にできる黄色の扁平な皮膚のデキモノです。

原因は、目を擦るなどの機械的刺激や炎症に伴って血液中のコレステロールが血管外に漏れ出て皮下に沈着します。黄色腫の方の約1/3は脂質異常症(高脂血症)と伴っており(*その場合は高脂血症Ⅱa型の場合が多いのです。)、その場合は両側性に発生することが多いです。一方で残りの2/3では高脂血症が認められません。

前者における脂質異常症(高脂血症)ではコレステロール値の異常高値が原因なのでそれを運動や内服加療などによって改善することは当然なのですが、これは皮膚に沈着した結果、皮膚のデキモノとなっているので血中コレステロール値を改善しても自然消失することはありません。

*前記のコレステロール値を改善することは大変重要です!心血管イベントと言って、脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な病気の原因にもなるのが高脂血症ですのでしっかりとこれは治療しましょう〜、そして、それに伴って皮膚のデキモノである黄色腫の再発や増大を予防することにもつながります!

さて、本題に移りますと、、、

この方は、切除をご希望されたのですが・・・残念なことに他院で治療をお断りをされたようです。

上まぶたなので術後の形態変化などを危惧されてのことかと思われます。

黄色腫を治療する場合は今回のように手術をする場合と高周波メスを使用する場合があります。

*次回、高周波メスで行なった場合のケースをご紹介します。

他院などで行う場合は、CO2 レーザー(炭酸ガスレーザー)なことが多いようです。高周波メスもCO2レーザーも黄色腫を蒸散するタイプの治療では腫瘍を取ることはできるのですが、“取りっぱなし”となって創部を閉じることができないので上皮化といって周囲皮膚組織からの修復を待つことになります。その場合、傷跡は施術後赤みが長期間に渡り継続することになります。

今回は切除法を選択しました。

理由としては、

①上まぶたの内側にあること

②二重のラインに重なっていること

③単発型で形状が紡錘形に近いということ

でした。

↓1週間の状態です。

赤みはありますが、レーザー治療に比べてこの赤みは短期で無くなります。

二重の形態は崩れておりません。

次にこの方は1年前=開院当初に行った方です。

秋田の方です。こちらにいる娘さんに会いにきたついでにM’sに経過を診せに来ていただけましたー。

*嬉しい限りです!

ホクロは2箇所。上記のようにデザインして切除を行いました。

↓ご覧下さい!

1年ぶりに再会となったわけですが、施術した術者本人も最初どこをやったのか???わからない状況でした。

驚きました。。。

次に唇です。

ここをレーザーで行うことが多い施設が多いようですが、M’sでは切除して行います。というのは、唇の傷は非常に目立ちます。また赤唇(赤い部分)と白唇(白い部分)の境界をはっきりさせないと意外と目立つのでそこをズレないように綺麗に縫合することが重要です。

1週間後の状態です。赤みはありますが、施術1週間でこの状態なので1ヶ月も経過するとほぼわからない状態になるのではと期待ができます。

折れ耳

今回ご紹介するのは、『折れ耳』です。

20代 女性

以前から気になっていたようです。M’sダイアリーをみてご来院されました。マスクや髪が耳かからず、正面から見ても左右対称ではないということでした。マスクがかからないのというのは問題で仕事上の不都合もあったようです。

側面から見ても耳の頂点が前方に向いています。折れ耳の実態は『耳輪の形成不全』です。術前の趣味レーションで強制的に耳輪を形成すると、先ほどの耳の頂点が側方に向きます。

施術する際には耳の裏側を切開しアプローチをします。

施術直後の状態です。耳輪を形成し1週間後に解除します。

耳輪は形成されました。

施術1ヶ月の状態です。左右差は無くなりました。

施術前後の比較です。耳がこちら側(側方)に向いたのがわかるかと思います。これでマスクをかけても紐が取れることはありません。。。

肥厚性瘢痕 Z形成

今回ご紹介する方は、30代 女性 帝王切開後の創部トラブル=肥厚性瘢痕でお悩みでした。

過去に帝王切開を2回施行され、術後創部の傷が赤く腫れ上がり、痛みも伴い夜も寝られないということでした。他院でステロイド含有テープなどの治療も行われましたが、改善されないということでM’sを受診されました。

傷が『ミミズ腫れ』という表現がされるかと思いますが、まさしくそのような傷でした。

赤いということは傷の中では活動性=炎症が起こっている状態です。この赤みを抑える必要があるのですが、侵襲の軽い順番で治療を列挙すると、

①テープ療法

②シリコンシート

③ステロイド含有テープ

④ステロイド注射

⑤手術療法

+放射線療法

となります。

手術創部などに対しては術後早期から①を正しい方法で行うことでこのような“傷のトラブル”を回避することもできるのですが、様々な要因が加わることで今回のような創へとなっていくこともあります。

Z形成を4箇所行いました。

Z形成及び傷跡修正の過去の記事に関しては、

こちらを

傷跡修正

傷跡修正(キズアト)W形成

術後の経過です。

傷が成熟するまでは約1年経過を要します。

1年後の結果です。

恥骨結合部の上に一部赤いところが認めますが症状(かゆみ、痛みなど)は認めません。

 

 

 

エクボ形成

本日ご紹介するのはエクボ形成です。

笑顔を作ったときに左だけエクボができるので、右側にも同じようにエクボを作りたいということでした。

口腔内粘膜からアプローチをしますが、後戻りを防止するためM’sでは皮膚側からもアプローチをします。施術直後から術後1週間程度は安静時(真顔)の時も多少凹んだ感じにもなりますが、1週間程度で不自然な凹みも無くなります。

左右対称になるように形成することができました。笑顔の時=口角を挙上した時に筋肉の収縮に伴い皮膚が凹み、エクボを形成します。真顔になっときはその凹みは無くなります。

脂肪腫

以前もご紹介しましたが、『脂肪腫』に関する今回の記事内容です。

簡単ですが、

(脂肪腫とは)

皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍( できもの)です。脂肪腫には、皮下組織に見られる浅在性脂肪腫と、筋膜下、筋肉内、筋肉間に見られる深在性脂肪腫があります。

身体の各部に発生しますが、背部、肩、頸部などに多く、次いで上腕、臀部、大腿などのからだに近い方の四肢に多くみられます。顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。

*(→多くの方が、『脂肪の塊が顔にできた!』と来院されることが多いのですが、このように顔に脂肪腫が発生することは稀で多くは『粉瘤』であることが多いです。)

大きさは数mm径の小さなものから、直径が10センチ以上に及ぶものまでいろいろです。通常、痛みなどの症状は無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして触れます。

 

首の後ろにできる柔らかい皮下のデキモノは脂肪腫もしくは粉瘤のことが多いです。どちらにしても首の後ろにできたデキモノは下の皮下組織と激しく癒着と言って硬くくっついていることが多いです。(*術操作が結構大変です)

脂肪腫に関しては、術前検査として

→診断は、臨床症状と、画像検査で行います。画像検査にはエコー検査、CT検査、MRI検査があります。MRIでは上記のようにはっきりと描出され、また解剖学的な位置関係が把握できるので行うことが多いです。

また、区別を要する疾患として、皮膚由来の嚢腫や軟部組織の肉腫(悪性腫瘍)などがあります。画像上、悪性の分化型脂肪肉腫と鑑別が困難なこともあります。

ですから、手術によって摘出し、病理組織学的検査を行った方が良いです。

極端な言い方かもしれませんが・・・、

というのは、先日、癌研有明病院整形外科にある患者さんをご紹介しました。40代 男性の方です。左大腿部にできた皮下腫瘍でした。触診上、脂肪腫が疑われて摘出をしたのですが病理検査の結果では悪性の脂肪肉腫という診断でした。

こういうことも稀にあるためデキモノに関してはできるだけ早期に治療をすることをお勧めします。

category